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住宅の”周辺環境”は確認必須!後悔しないチェック点を解説
住宅を購入する際、必ず事前に確認しておくべきなのが建物の「周辺環境」です。
見学会などでも、建物そのものをみることはできても、建物の”周り”がどうなっているかは忘れられがちです。
しかし確認を怠ってしまうと、住み始めてから「こんな落とし穴があったなんて」と後悔してしまうかも知れません。
今回は住宅の周辺環境でチェックすべきポイントについてまとめてみました。
浸水の危険性
浸水のリスクは住宅を購入する上で最も重視すべき点の1つでしょう。
海抜が低い場所は浸水の被害に遭いやすいので注意しましょう。また、近所の住宅のコンクリート基礎が1m以上あるようであればその地域は水害に遭いやすい可能性が考えられるので、地下室がある物件は避けた方がいいでしょう。
電線や電柱
電柱になじみのない方はいないとは思いますが、どうしても景色が悪くなってしまう原因となります。また、電柱は災害に弱く東日本大震災や阪神淡路大震災では多くの電柱が倒壊し、救援活動の妨げとなりました。
毎日目に入る景色ですので、しっかりと確認を行うようにしましょう。
ご近所との関係
下見だけでは気づかないことが多いですが、ご近所さんが楽器の演奏をしていて音が漏れてくる、ペットの鳴き声が耳につく、バイクの音がうるさい、など様々な「音」に悩まされることがあります。
とはいえ下調べで近隣の住人にどのような人がいるかまで調べるのは非常に難しいと思います。そういったトラブルが起きる可能性があるという事だけでも頭に入れておくといいでしょう。
自治体の情報
各自治体によって子育て支援や、何かあった時にすぐに行ける病院の位置など、住宅助成など、サービスの内容はまちまちです。検討されている地域でどのようなサービスを受ける事ができるのか、自治体の情報をしっかり見ておくようにしましょう。
交通量の多さ
「物件の下見の際はさほど交通量が少なく感じたのに、住み始めてみると交通量が多いことに気付いた」という事が多くみられます。見学を休日に行ったので平日は交通量が多くなる事に気付かなかったというケースだけでなく、逆に終日になると近くにゴルフ場などのレジャー施設があると交通量が増えるというケースもあります。
いずれにしても1日だけの訪問だと気づかないことが多いので、しっかり確認をするようにしましょう
街灯の多さ
物件の下見を行うのは昼間なのであまり意識がされませんが、最寄り駅や学校などから自宅までの帰り道など夜道の暗さは安全面で大切なポイントになります。下見の際は街頭が周辺に設置されているかどうかも確認しておくとより安心できるでしょう。
工場や飲食店
近くに工場や飲食店がある場合は騒音や臭いが気になってしまう事があります。これに関しても下見にいく曜日や時間帯によっては気づけない事があるので周辺の施設や建物はなるべく確認しておくようにしましょう。
日当たり
左右に住宅が密集している地域の住宅はどうしても日当たりが悪くなってしまう傾向にあります。
「南向き」などの情報だけではなくしっかりと自分の目で確認しておいた方がいいと思います。見学の際は家の中のライトが全てつけられている事が多いので、ライトを消してみて確認した方がいいと思います。
もう一つ気を付けなくてはいけないのは、下見の時にはなかった建物が入居した後で建築され始め、日当たりが悪くなってしまう事です。
完全な予測は難しいですが、近くに大きな空き地がある場合は何か大きな建築物ができる事も考えられるので、一度確認してみるといいでしょう。
ゴミなどの臭気
ごみの収集場所が近くにある場合、ニオイが気になってしまう事があります。また、収集方法によっては、カラスによるゴミあさりのせいで家の前の道路がゴミだらけになり掃除をしなければいけなくなる、といった可能性も考えられます。
ゴミの出され方や収集場所などもチェックしておいて損はないでしょう。
まとめ
今回は住宅の周辺環境について注意すべき点についてまとめてみました。インスペクションでは住宅そのものに指摘事項がないか調査することはできますが、こういった住宅周辺の細かい点については依頼主自身が調べる必要があります。「これは気付かなかった」と後悔せずに気持ちよく住み始める事ができるようにできる限りの情報を事前に把握しておくようにしましょう。
「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。