e-LOUPEの旬ネタコラム
- 中古戸建て
建物状況調査の費用は業者でバラバラ、依頼をするときの注意点
「建物状況調査の費用ってどれくらいなのでしょうか?紹介業者の方は業者によるとおっしゃっていたのですが・・・」
今回はこのような疑問にお答えします。
このページでは、
- 建物状況調査の費用の決まり方
- 価格帯別の建物状況調査の調査内容
について解説していきます。
目次
建物状況調査の費用は4万~15万円ほど
建物状況調査の費用は業者によってかなり異なります。
相場はおおよそ4万~15万円ほどです。
振れ幅が大きくなる理由は調査会社によりサービス内容がまちまちだからです。
そのことから、もし斡旋をしてもらうのであれば、どの程度の費用帯ならばどれくらいの調査が行われるのか知っておくべきでしょう。
建物状況調査の費用は内容で異なる
建物状況調査は実施会社によって調査範囲や調査方法がまちまちです。
また、同じ調査会社でも「どのような名目で住宅診断を行うのか」で調査範囲や費用が異なる場合もあるので注意が必要です。
建物状況調査は宅建業法で
- 構造耐力上主要な部分
- 雨水の浸入を防止する部分
について調査を行うとされています。
構造耐力上主要な部分とは、基礎、柱、土台など建物を支えたり、台風や雪や地震などの自然災害で建物を倒れないようにする部分です。雨水の浸入を防止する部分とは、屋根や外壁などの建物を雨風から守る部分です。
この条件さえ満たしていれば「建物状況調査」を行なったことになります。
しかし、建物診断には「瑕疵保険」に加入するための調査や「耐震診断」を含む調査など様々なメニューがあります。
また、「建物状況調査」の中でも例えば給排水管やそれに関係する設備を標準メニューに含んだ料金で提示していたり、オプション調査としていたり、調査会社により方法は異なります。
自分のニーズに合った調査会社を見つけることが大切です。
費用ごとの建物状況調査の調査内容
では、具体的な費用帯別の建物状況調査の調査内容について
- 必要最低限の調査項目での費用
- 必要最低限の調査項目にオプション調査を追加した費用
の2つのケースでご紹介していきます。
例①115,000円での調査(A社)
内訳
基本メニュー 50,000円
床下への進入調査 20,000円
小屋裏への進入調査 15,000円
鉄筋探査機での調査 30,000円
例②203,000円での調査(B社)
内訳
基本メニュー 55,000円
詳細な報告書の作成 8,000円
床下への進入調査 30,000円
小屋裏への進入調査 25,000円
鉄筋探査機での調査 35,000円
基礎強度調査 30,000円
赤外線カメラ調査 20,000円
例③120,000円での調査(C社)
内訳
基本メニュー 60,000円
床下への進入調査 30,000円
小屋裏への進入調査 20,000円
詳細な報告書の作成 10,000円
まとめ
今回は建物状況調査の調査内容とその費用の例をご紹介してきました。
建物状況調査の費用について考えるときは表面的な額面だけでなく、サービス内容と釣り合った費用かどうかを考えることが大切です。
しっかりした調査をしてもらいたいのであれば、調査の費用が最低でも10万円以上のものをおすすめします。
建物を長持ちさせることで得られる利益のことを考えれば、建物状況調査の実施は長い目で見るととてもコストパフォーマンスがいいといえるでしょう。
「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。