e-LOUPEの旬ネタコラム
- 新築戸建て
内覧会にかける時間はどれくらいが理想?
WRITER
鳥居 龍人
二級建築士 e-LOUPEインスペクター
「内覧会はどれくらい時間がかかるものですか?建物をしっかりと見て回るような時間はあるのでしょうか?」
このような方のために今回は内覧会の所要時間の決まり方やそれぞれの目安について詳しくお話ししていきます。
内覧会の所要時間の決まり方と大まかな目安
内覧会での売り主と買い主とのやり取りにかかる時間はおおよそ2時間半から3時間程度が目安です。しかしこれは私たちがホームインスペクションを引き受けた上での時間で、「自分でしっかりと確認をして回りたい」という場合には更に多くの時間が必要になりますので注意しましよう。
内覧会にかかる時間を決める要因として、
- 契約に関する打ち合わせ
- 建物内、外の状況確認
- 室内の建具の使い方
- 設備についての説明
- メンテナンスについての解説
- 内装のキズのチェック
- 家具の購入・搬入のための寸法チェック
- オプション商品(カーテンなど)の打ち合わせ
などがあります。
これらをどの程度行うのかは工務店や仲介業者によりまちまちです。
例えば、内装のキズのチェックを施工店さんが一緒に確認して回ってくれる場合もあれば、仲介会社さんに任せて早々に帰ってしまうこともあります。
内覧会にかけるべき時間はどれくらい?
内覧会は建物の引き渡し前の最後の確認の場になりますので、時間をかけて見て回った方がいいでしょう。やはり最低でも2時間ほどは確保しておくことをおすすめします。
ちなみにホームインスペクションは半日~1日ほどの時間が必要になりますので、もしご依頼を検討されている方はスケジュールに余裕のある日程で内覧会の計画をたてるようにしましょう。
大切なのは、「売り主や仲介業者との間で内覧会にかかるであろう所要時間を共有しておくこと」です。
施工店や仲介業者によっては30分~1時間程度を想定して同行してきている場合もあり、事前にどの程度の時間がかかるのかを説明しておかないとトラブルの原因になることもあります。
あらかじめ売主側に「しっかりと見て回りたいのでこの程度の時間が必要だ」ということを伝えておきましょう。
まとめ
今回は内覧会にかかる時間の目安やその要因などについてご紹介してきました。
内覧会では「あの時もっと時間をかけて見ておけばよかった・・・」という後悔をなくすことが重要です。
とはいえもしかすると「しっかりと見て回ることの大切さはわかるけど、詳しい知識がないので自分で確認するのは大変そう・・・」と思われている方もいるかも知れません。実際に、隣地との間隔が狭い場所では怪我をしてしまうことや、衣類をひっかけて破いてしまったり汚れてしまうことが起きるリスクがあるのも確かです。
そのような不安を感じる場合は「ホームインスペクション」を活用するのも手の1つです。
ホームインスペクションは住宅のプロが買い主に代わって建物に指摘事項がないかを見て回るサービスです。もし興味を持っていただいたようでしたらこちらでも詳しく解説していますので併せて読んでいただけると幸いです。
「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。