診断事例
新築戸建て
浴室下の基礎断熱の誤った施工
今回は新築内覧会のインスペクションで発見した「基礎断熱」の指摘事項をご紹介します。
その物件は浴室のみが内基礎断熱となっているタイプの住宅でした。
本来、基礎断熱は隙間がないようにピッタリと施工をする必要があります。
しかし配管周りを確認したところ、隙間が生じているようでした。
また、「そもそも基礎断熱の原理原則を理解していないのでは?」と思われる施工も見受けられました。
基礎断熱がある浴室周りのパッキン(土台と基礎の間)に使われていたのは通気タイプのパッキンです。
先ほどもご紹介したように、隙間が空いていては断熱材は効果を発揮することができません。
正面の鍵をかけているのに裏口が開いたままになっている家と同じといえるでしょう。
断熱材の施工品質は、住んでからの生活環境に大きな影響を与える要素の1つです。施工状態は早めに確認しておくのが望ましいと思います。
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