診断事例
自宅向け
築20年程のご自宅のインスペクション
築年数20年ほどのご自宅の住宅診断の事例です。何か問題が発覚してのご相談ではなく、現状を把握されたいとの事でインスペクションのご依頼をいただきました。
外周の調査
メンテナンスを意識的に行われている方で、外壁や屋根の塗装もこれまでに3回実施されたとの事でした。直近に実施したのは5年ほど前、その際にはシーリングの打ち替えもされたとの事でした。
ところが状態を確認してみたところシーリングの破断を発見しました。シーリングの劣化が始まるのは場所によってまちまちですが、一般的に3年から5年後といわれています。また太陽光の影響を受けての劣化だけでなく、地震の揺れで剥離・破断してしまうこともあります。
すぐに雨漏れに繋がる可能性は低かったものの、放置していくと雨水が壁内に侵入する恐れもあったため、次の塗装時期にはしっかりとメンテナンスをされることをおすすめ致しました。
洗面台の調査
生活していると当たり前のように使われる洗面所ですが意外とその下の排水部分は確認することが無いものです。排水管の接合個所に水漏れが見受けられました。
こういった水漏れを気付かないまま放置していると、木部の腐れや害虫の発生原因となり、床下まで水がまわった場合にはシロアリの薬剤効果も消失してしまうので注意が必要です。まだ比較的軽度な状態でしたので、早期発見ができてよかったです。
▼このインスペクターが担当しました!
「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。