診断事例

中古戸建て

床下の配管部周辺で見つけた断熱材の欠損

今回は中古住宅を購入前のホームインスペクションの事例をご紹介します。安心して住めることを確かめたい、また今後のリフォームの参考にもしたい・・ということでご依頼をいただきました。

床下で断熱材の欠損を発見


まず、指摘事項として構造や雨水の浸入とは関係のない場所ではありますが床下で「断熱欠損」がありました。


こういった配管貫通部や火打土台の周囲などは断熱材をカットして加工しないときちんと収まらない場所で、断熱材が入っていないことがあります。

他のところでしっかりと施工していても、このような隙間があればそこから冷気が伝わるので断熱材の効果も薄れてしまいます。

実はこのような断熱欠損は新築ですらけっこうある指摘です。

手間になるのを嫌がってか、後回しにして忘れたのか、そもそも入れないといけないと思っていないのか・・・真相はわかりませんがいずれにしても床の底冷えの原因となってしまいます。

中古住宅といえど、可能であればこういった箇所も手直しされることをおすすめいたします。

▼このインスペクターが担当しました!

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。