診断事例
中古戸建て
洋室で部分的な傾斜があることを確認
今回は中古住宅のホームインスペクションの事例をご紹介します。
住まわれる前に建物を見ておきたいとのことでご依頼をいただきました。
洋室に傾斜があることを確認
洋室の調査を行なったところ、傾斜があることを確認しました。
写真では「0.8」と出ていますが、これは8/1000ミリの傾斜(1メートルで8ミリの高低差)があることを意味します。
以前、依頼主様が内覧された際にも少し違和感を感じていたそうです。
建物全体としては問題ありませんでしたが、部分的な傾斜でも日常生活に支障をきたすこともあります。
そのような場合は床をいじることが望ましいですが、そこまでは・・と考えるならば家具の配置や人の動線などを工夫してみるといいでしょう。
床下の断熱材の状態
次に床下を調査したところ、和室下には断熱材が入っていない状態でした。
断熱材は今では全体にしっかり施工がされるようになりましたが、古い建物だと和室下や押入れ下などは取り付けられていないことがあります。
断熱材が無いと冬場の冷気が室内に伝わりやすくなり、暖房が効きにくい、床が冷たい・・といった原因になります。
中古住宅はリフォームを前提で購入される方もおられると思いますが、その時は内装だけでなく「断熱材」のリフォームも同時に行うことをおすすめします。
▼このインスペクターが担当しました!
「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。