診断事例

新築戸建て

基礎コンクリート打設忘れのごまかし

床下の進入調査をした際、指が入るほどの穴が貫通している基礎を見つけました。

表面はグズグズでひび割れまみれになっており、明らかに強度不足で手で触れれば崩れる状態です。


反対から見ると、明らかに他の基礎と違う色であることも分かります。

報告時に施工店へ確認した所、「確認します」とはぐらかされてしまいました。

しかし後日お客様にいただいたコンクリート打設前の配筋写真内で該当指摘箇所に鉄筋が組まれていないことが判明。

基礎コンクリートを打設し忘れた箇所に練ったモルタルで基礎を作っていたのです。

すでに床が貼られてしまった状態のため基礎の打ち替えは絶望的でしょう。

一応荷重がかかる柱直下の基礎では無いため、打ち替えまで必要かどうか施工店に確認してもらっていたのですが途中で連絡が途絶えてしまいました。

建物の状態は比較的綺麗だなというのが当初の印象であったため、やはり隅々まで確認して回らないとわからないものだなと改めて思いました。

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Home Inspector

鳥居龍人
-Ryuto Torii-
鳥居

建物を作る側から調査する側へ。過去の経験を生かしお客様の気づきにくい箇所の確認や普段見ることの出来ない場所を進んでゆき、購入や売却時の不安を取り除く。そういったご依頼者様の手助けができるような調査をご提供します。

  • 既存住宅状況調査技術者
  • 二級建築士
  • JSHI公認ホームインスペクター

 

「見えないところへの徹底した追求」がe-LOUPEの基本方針です。