e-LOUPEの旬ネタコラム
- 新築戸建て
家を買う前に知っておきたい!住宅営業マンの注意すべき言葉
WRITER
鳥居 龍人
二級建築士 e-LOUPEインスペクター
こんにちは。e-LOUPEの鳥居です。
住宅営業マンは、「大丈夫です」「問題ありません」「十分です」という言葉を多用する傾向があります。
本当に問題ないなら良いのですが実際は根拠がないことが多く、買主が後々困ってしまうようなことも。
今回は注意すべき営業マンの言葉をご紹介していきます。
目次
営業マンのこんな言葉には要注意!
根拠のない値引き
建売住宅でも注文住宅でも、契約前の大幅値引きキャンペーンほどアテにならないものはありません。
値引きを前提に売り出し価格や見積り額を高めにしている場合もありますし、契約後のオプションで金額を調整することができるからです。
当初の設備や構造を勝手に変えられる可能性も考えられます。
そもそも200万〜300万の値引きをしてもまだ利益が出るのなら、もしこちらが値引き交渉を提案していなかったとしたら・・・と考えざるを得ません。
周辺の相場価格をしっかり調べて検討しましょう。
また値引きを提案された際は「2棟同時に建てたので管理費が浮いてその分値引きできます」といった理屈の通る値引きかを確認するのがポイントです。
的外れな断熱性能の提案
近年は住宅の断熱性能や気密性能が重要視されるようになり、世の中の関心が高まってきています。
実際、建物の断熱性能は寒さや暑さの感じ方に大きく影響し、過ごしやすさに直結する大事な要素です。
アルミサッシと樹脂複合サッシと樹脂サッシの違い、日射時間や建物の方角と適切な商品との関係、床下・壁・天井の断熱材など、断熱は建物全体の知識が求められます。
知識が不足している人ほど、「新しいものなので大丈夫ですよ」といった根拠のない提案をしてしまいがちなので注意しましょう。
自分で調べずに提案
営業マンの「この辺は治安がいいですよ」という言葉は正直アテにはできません。
謳い文句のようによく言われることではありますが、物件の近辺に住んでいるのであればまだしも何となくの雰囲気でそう言っているだけで、何かを自分で調べたわけではないからです。
やはり自分の目で確かめてみるのが一番だと思います。
特に調べるのがオススメなのは夕方暗くなりかけるぐらいのタイミングです。
物件付近を散歩してみて人通りがどの程度あるのか、街灯などは明るいか、不審な人物はうろついていないかなどを調べてみましょう。
他に検討者がいることを示唆する
契約を急がせるための嘘としてよく使われるのが他の検討者の存在です。
「ここで決めなければ他の人が契約してしまいますよ」「人気物件なので明日あるかどうかはお約束できません」といった言葉がよく使われます。
もちろん本当にそうである場合もありますが、マイホームの購入は非常に大きな買い物なことを踏まえるとあまり契約を急かし過ぎる営業マンは考えものだと思います。
契約後にいくらでも変更できます
「細かい部分は後でも大丈夫ですよ」「契約後にいくらでも変更できますよ」といった言葉がよく使われます。
しかし様々なトラブルの元になりますし、最悪不要なオプションを買わざるをえない状況になってしまうかも知れません。
適当な発言をする営業マンの言葉は信じないようにしましょう。
基本的に口頭でやり取りした事柄に関しては「そんなこと言ってないです」と言われてしまうケースもあります。
高額な買い物ですので契約に関わることなどは必ず書面で残るようにしましょう。
決算時期の強引な営業
特に2月〜3月は決算時期の影響から予算に間に合わせるように強引かつ適当な営業が多くなる時期です。
内覧を希望したら即買わせようとしてくるケースも見られるため注意が必要です。
ちなみにこの時期はどこの施工店も決算に間に合わせるように補修依頼や施工でてんやわんやしており、契約から引き渡しがギリギリだとロクにクリーニングや補修が行われないこともあります。
なるべく契約から引き渡しまで2週間ほどの補修期間を確保できるか営業に確認し、物件をしっかりと調べた上で購入するようにしましょう。
さいごに
今回は住宅営業マンがよく使う注意した方がいい言葉をご紹介してきました。
お家は一生に一度とも言われる買い物ですから、根拠のない言葉を真に受けることなくしっかりと確認をした上で購入を決めていきたいですね。
e-LOUPEでは住み始める前の住宅診断を行っています。
建物の状態を把握した上で購入の判断をしたい方はぜひお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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