気密測定

気密測定とは？

• 気密測定は建物の気密性能を測ること

  

  気密測定とは住宅全体に隙間がどれくらいあるかを計測し、C値（相当すき間面積）という数値で出す検査です。
  C値を測ることにより、1m²あたりの隙間面積（cm²/m²）がわかります。
  実際の作業では、専用の機械を使って室内の空気を外に押し出し、室内外の気圧差から住宅の隙間の量を測定します。

• 気密測定の作業方法は？

  

  1.専用の機材を設置する
  まずは気密測定器を室内に搬入し、1箇所の窓に設置します。窓はなるべく小さいものを使用します。
  2.換気口を目張りする
  気密測定では設計された隙間は数値から除外するため、すべての換気口をテープで塞ぎます。このとき、24時間換気などのスイッチはオフにしておきます。
  3.測定を開始する
  専用のコンピューターを起動し、測定を開始します。合計3回おこない、平均の数値を算出します。

• C値が悪いとどうなるの？

  

  高気密住宅では1.0cm²/m²以下が望ましいとされます。しかし、一般的な家では4.0や8.0といったC値となることが多いようです。仮に延床面積100m²の家が4.0だとすると20×20cmの穴が開いていることになります。
  このような家では寒暖差の激しい家となり光熱費がかさむことになります。さらには壁内結露が発生して住宅寿命が縮む可能性もあるのです。